法人税とは
法人税とは、株式会社や合同会社などの法人が、事業活動で得た「所得(利益)」に対して課される国税です。個人が得た所得にかかる所得税と対になる税金と考えるとイメージしやすいでしょう。
法人税の対象となるのは、売上から経費を差し引いた「所得金額」です。赤字(所得がマイナス)の場合、原則として法人税は発生しません。この点は、個人事業主の所得税と共通しています。
法人税の税率
法人税の税率は、会社の資本金や所得金額によって区分が分かれます。中小法人(資本金1億円以下)の場合、おおまかに以下のような区分になります。
| 区分 | 税率の目安 |
|---|---|
| 年800万円以下の所得部分 | 軽減税率が適用される |
| 年800万円超の所得部分 | 通常の税率が適用される |
税率は税制改正により変動することがあるため、申告時期には必ず国税庁の最新情報をご確認ください。
法人税以外にかかる税金
法人が負担する税金は、法人税だけではありません。あわせて以下のような税金が発生します。
- 法人住民税(都道府県・市区町村へ納める)
- 法人事業税(都道府県へ納める)
- 消費税(課税事業者の場合)
これらをまとめて「法人税等」と呼ぶこともあります。会社を設立すると、赤字であっても法人住民税の「均等割」は原則として発生する点に注意が必要です。
個人事業主の所得税との違い
個人事業主の所得税は、所得が多いほど税率が上がる「累進課税」です。一方、法人税は所得の規模による段階はあるものの、所得税ほど税率の上がり方が急ではありません。そのため、一定以上の利益が出る事業では、法人化によって税負担を抑えられるケースがあります。
ただし、法人化には社会保険加入の義務や、法人住民税の均等割など、個人事業主にはない負担も発生します。単純な税率比較だけで判断せず、総合的な検討が必要です。
法人税の申告・納付のタイミング
法人税は、事業年度終了日の翌日から2ヶ月以内に申告・納付するのが原則です。事業年度は会社が自由に設定できるため、決算月も会社ごとに異なります。
この記事の内容について、AIに直接質問することもできます。
CORE 税務AIに聞くよくある質問
原則として、事業年度終了日の翌日から2ヶ月以内に申告・納付します。会社の決算月によって時期は異なります。
所得がマイナス(赤字)の場合、法人税自体は原則発生しません。ただし、法人住民税の均等割は赤字でも発生する点に注意が必要です。
一概には言えません。利益の規模や社会保険料の負担などによって異なるため、税理士等の専門家に個別の試算を依頼することをおすすめします。
まとめ
法人税とは?基本の仕組みと税率をわかりやすく解説について解説しました。実際の判断や手続きにあたっては、個別の状況によって取り扱いが異なる場合があるため、CORE 税務AIへの質問や、必要に応じて専門家への相談もあわせてご活用ください。