経費とは何か
経費とは、事業の収入を得るために直接必要な支出のことです。所得税は「収入 − 経費 = 所得」に対して課税されるため、正しく経費を計上することは、適正な納税額を算出するうえで重要です。
経費と認められるための基本的な考え方
ある支出が経費として認められるかどうかは、「事業との関連性」があるかどうかが基本的な判断基準になります。プライベートな支出は、たとえ仕事に多少関係していても、原則として経費にはなりません。
経費になりやすい代表的な項目
- 仕入れ・材料費:商品や原材料の購入費用
- 通信費:事業で使う電話代・インターネット代
- 旅費交通費:仕事のための移動費・出張費
- 広告宣伝費:チラシ・Web広告・名刺の作成費用など
- 消耗品費:10万円未満の事務用品・備品など
- 地代家賃:事務所や店舗の家賃(家事按分あり)
家事按分という考え方
自宅を事務所として使っている場合など、プライベートと事業の両方に関わる支出は、「家事按分」という考え方で、事業で使用している割合分だけを経費にします。
たとえば自宅の家賃のうち、仕事で使っているスペースの割合が20%であれば、家賃の20%を経費として計上する、という考え方です。按分の割合は、床面積や使用時間など、合理的な根拠に基づいて決める必要があります。
経費にできないものの例
- 完全にプライベートな飲食・買い物
- 事業に関係のない衣類・美容費
- 家族との私的な旅行費用
「事業に関連すると説明できるかどうか」を、常に判断基準として意識することが大切です。
領収書・レシートの保管
経費として計上した支出は、領収書やレシートなどの証拠書類を一定期間保管する義務があります。青色申告の場合、原則として7年間の保存が必要です(一部書類は5年)。
この記事の内容について、AIに直接質問することもできます。
CORE 税務AIに聞くよくある質問
事業で使用している割合分のみ、家事按分により経費にできます。使用実態に基づいた合理的な割合で按分してください。
原則として証拠書類が必要です。やむを得ず領収書が入手できない場合は、出金伝票などで支出の記録を残しておくことが望まれます。
事業内容に対して不自然に経費が多い場合、税務調査の対象になりやすくなる可能性はあります。事業との関連性を説明できる状態にしておくことが重要です。
まとめ
経費になるものとは?個人事業主が押さえたい基準について解説しました。実際の判断や手続きにあたっては、個別の状況によって取り扱いが異なる場合があるため、CORE 税務AIへの質問や、必要に応じて専門家への相談もあわせてご活用ください。